みずきの黎明
※「みずきの一年」を先に読んで下さい
C「満小、始め!!」
S「そういえば辛酸の化学式って何だっけ」
A「KRaI、でしょ?今年は何mol生成したんだい?」
S「5358mol、ってことで」
B「ところで、辛酸って一体全体どんな化学的性質があるんだ?」
S「多分、K-とRaI+のイオン結晶だと思う。RaI+
A「
S「多分水とは酸化還元反応をして酸性を示すんだと思う。
2KRaI+2H2O→2H++2I-+O2+2KH+2Ra
みたいなかんじかな」
A「おお、成る程」
S「ついでだからあれもやっとこう。皆さん、
R「暗い一年ね」
B「辛い一年さ」
C「満点!!」
A「今までの人生が全部夢だったらいいのに」
S「みんな暗いな…ありがとうございました。」
B「これやんなくちゃいけないの?」
S「定則ですから」
H「あの」
A「何でしょう」
H「結局この集まりはどういうものなのですか?」
S「良い質問ですね」
R「この集まりはね、言ってしまえば、
S「そう、
A「しかしそれは人間関係に限った話。だから、
H「へぇ、勉強になります」
S「そんなかんじで理解して頂けると助かります」
C「あと二分!!」
R「あら、そろそろ時間みたい」
S「
B「
S「何を仰る、我々は何時だって真面目ですよ」
A「だから貴方はまたまだ修行が足りないんですよ」
B「すみません」
S「じゃあそろそろお別れしますか」
A「うぇひひ、今回も凄く楽しかったなー」
R「Happy New Year.」
S「Happy New Year~」
H「Happy New Year♪」
B「Happy New Year…」
A「Happy New Year!!」
C「Happy New Year?」
P「Happy New Year―」
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じゃじゃあーん
じゃじゃあーん
…で?
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───閉じていく思い出の
その中にいつも
忘れたくない
囁きを聴く
粉々に砕かれた
鏡の上にも
新しい景色が
映される
鏡の破片に映った景色を観たいですか?
その中に映った自分を観たいですか?
鏡を壊したのは貴方だというのに。
【忘れたくないのに忘れてしまう
囁きだけなんて嫌です】
───
「今回もお疲れ様でしたー」
「お疲れ様でした」
「いやー窓付きカーテンが出現したときはなまらびびりましたよ」
「あー、すみません、忘れてました。
「助かります。いやー本当に鏡を見るのが苦手なんですよ」
「心中お察し申し上げます」
「私の心はずっと昔からちゃんと静かなのに、
「その気持ちは悲しい程わかります」
「でも貴方は鏡を見れる環境を手に入れたのでしょう?
「確かにそうですけどね。
「
「よくおわかりでいらっしゃる。まあ、
「ありがとうございます。
「だと思いますよ。私や貴方みたいな人種は、
「やはりそうですよね」
「…私があいつに悪戯したのはいけなかったと思いますか?」
「私は咎めませんよ。貴方と同じ人種ですからね。ただ、
「…そうですか」
「それじゃ、そろそろいかなければ」
「そうですね、それでは」
「……」
「…Freude trinken alle Wesen」
「an den Brusten der Natur,」
「alle Guten,」
「alle Bosen」
「「folgen ihrer Rosenspur!」」
「……」
「……」
「じゃ」
「じゃ」
どこかで、だれかが
あなたのために、
戦っています。
あなたがわたしを
忘れなければ、
わたしははいつでも、
あなたと一緒にいます。
補足
拙文をお読みいただきありがとうございました。
去年、一昨年、
また、
それではみなさん、
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まして、おめでとうございます。