みずきの一年

 
───春は
花をいっぱい咲かせよう

    夏は
  光いっぱい輝こう

奇跡じゃなくて
  運じゃなくて
自分をもっと信じるの!

 秋は
夜を目いっぱい乗り越え

冬は
雪を目いっぱい抱きしめ

   笑っていいよ
  泣いていいよ

だって巡って
また春は来るから

つなぐ☆レインボー!!

    レインボー

        ───









R「…はーい、年が明けましたよー。皆大丈夫ー?」
A「」
S「」
B「大丈夫」
H「」
C「」
R「まあ、多分無事に年を変えられたでしょう。」
A「」
A「」
S「」
S「」
R「はいはい」
C「」
C「」
C「」
C「」
B「こんな奇妙な年明けも久しぶりですね」
R「さて、年も明けたことだし、せっかく沢山発言できるんだからいろいろやりましょう」
B「何します?」
R「そうねぇ、じゃあしりとりしましょう」
B「よしきました。じゃあ『り』から始めましょう」
R「硫酸」
A「」
S「」
S「」
A「」
H「」
C「」
B「ンゴロンゴロ山」
A「」
S「」
H「」
S「」
A「」
S「」
A「」
A「」
A「」
H「」
C「」
R「マンション。なんかあいつら声を発していないのに意思疎通して会話できてる気がする」
B「ンガウンデレ。修行を積めば出来るんですよ、きっと」
A「」
S「」
R「レントゲン」
B「ングニ諸族」
R「クエン酸
B「ンサワム」
R「むーん」
B「ンジャジジャ島」
R「うーん」
B「ンザイパン国立公園
R「厭きた。つまらん。他のことをしましょう」
B「じゃあ9*9の升目に〇と×を交互に書いて縦か横か斜めに一列揃えるあれをやりましょうよ」
R「よしきました」
B「私から行きますね」
 │ │
─┼─┼─
 │〇│
─┼─┼─
 │ │
R「うーんどうしよっかなあ」
 │×│
─┼─┼─
 │〇│
─┼─┼─
 │ │

〇│×│
─┼─┼─
 │〇│
─┼─┼─
 │ │
R「うーん」
〇│×│
─┼─┼─
 │〇│
─┼─┼─
 │×│
B「うーん」
〇│×│
─┼─┼─
 │〇│〇
─┼─┼─
 │×│
B「これでどうだ」
R「やりますね」
〇│×│
─┼─┼─
 │〇│〇
─┼─┼─
×│×│
R「これでどうでしょう」
B「うーん」
〇│×│〇
─┼─┼─
 │〇│〇
─┼─┼─
×│×│
B「ふっふっふ、だんだん勝ちが見えてきましたね」
R「くっ」
〇│×│〇
─┼─┼─
×│〇│〇
─┼─┼─
×│×│
R「なんか対称線が引けそうだね」
B「そうですね」
〇│×│〇
─┼─┼─
×│〇│〇
─┼─┼─
×│×│〇
R「あー負けちゃいました」
B「ありがとうございました」
R「………」
B「………」
R「つまんないね」
B「そうですね」
R「もうやることも無くなっちゃったし」
B「やはり二人じゃ面白くならないんですよ」
R「そうなのかねぇ」
B「一個人の発言量が少なくなったとしても、やはり他の方々にも協力していただいて初めて、面白い会話が出来るんだと思いますよ」
R「うーん、わかった。」
R「解 呪(ドーン・オブ・ディスペル)!!」
A「はじまりーの朝に歌おう」
S「くちびるーに愛を感じて」
A「あさやけーが空を照らし、」
S「夜を越えて、」
A「君ーをー照らーすーーーー!」
B「いきなりなんだこいつらは」
H「ふわあぁ、よく寝た」
A「いやー酷い目にあった。私は特に。」
R「貴方は厳重に対策しておかないと何をしでかすかわかりませんからね」
S「すみません、質問があります」
R「何でしょう」
S「どうして今回は年を変えるのに24時間以上かかったのですか?」
R「決まってるじゃない」
A「何でしょう?」
R「日付変更線が正月になってから24時間経たないと、地球全体が正月にならないでしょ」
A「あ」
S「確かに」
A「気付かされた」
C「満小、始め!!」
B「!?」
C「あと二分!!」
C「終了!!」
C「┐ ┼───┼
  └ │   │
  ┐ ┴─┬─┴
  └ ┌─┼─┐
    │││││
  ┌ │└┴┘│
  ┘ │   ┘

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     ├─
   ┌─┴─┐
   │   │
   └───┘
  ┌ ┐ ┐ ┐
  ┘ └ └ └

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   │   │
   │   │
   │   │
  ┌─┐ ┌─┐
  │ │ │ │
  └─┘ └─┘ 」
B「…まあいいや」
H「あのぅ」
B「何でしょう」
H「私が『今日は』を言ったことにより受けなければいけない罰とは何なのでしょうか?」
B「はい?」
H「私がこの時間帯に『今日は』を言ったことにより、罰を受けなければならないそうです。それは何なのでしょうか?私はもうどんな罰でも受け入れる覚悟が出来ています!」
B「あー」
A「流石にそこまでは覚えてませんねー。ここに六法全書があります。頑張って調べて下さい!」
H「頑張ります!」
C「満点!!」
B「あのー、あれは多分嘘だと思いますけど」
H「……(耳に入らない)」
R「まあほっときましょう」
B「いいんですかね」
S「それにしても『今日は』ってどういう意味なんでしょうかね」
A「さあ?『今日破ッ!!』みたいな?」
R「どこぞの寺生まれさんみたいね」
B「どんな怪談を聴いているときでも彼が登場してくるところを想像すれば怖くなくなりむしろ笑い話になるから彼には感謝してます」
S「寺生まれはスゴイ、俺は改めてそう思った。」
C「終了ーー!!」
A「ボう辞苑によると、『今日は…』という挨拶の下略、らしいですよ」
S「ははあ、『今日は良い天気ですね』、みたいな?」
A「つまり、我々は日々対面する人々に向かっていきなり今日の天気とか御日柄とかの話をしていたのか!!」
S「いや、それならまだちょっと変わった人程度で済む。だが問題は『今日は』と言っただけで、肝心の今日は一体どんな感じなのかを言っていないことなのだ!!これではもどかしいにも程がある!!」
A「なんということだ!!せかいの ほうそくが みだれる!」
S「違う!世界の 法則が 乱れる!だ!」
B「いや、『今日は』はただの挨拶なんだから、最早意味なんかないでしょ」
S「いや、違う!修行が足りない!眼に映る全ての事はメッセージなのだ!」
A「眼に映る~~~~~~~~~~」
S「全ての事~は~~~~~」
A「メエッセエ~~~~エ~~~~ジィ~~~~~~~~」
R「またこやつらは調子に乗りおって…」
A「というわけで窓付きのカーテンを用意して見ました。早速カーテンを開いてみましょう!カ~アテ~ンを開い~て~」シャッ
A「う~ん、良い景色だ」
B「意味がわからない」
S「そこは訳が分からないよ、でしょう」
B「今までにないSAN値の著しい低下を感じる…」
R「頑張れ」
A「いや~、やっぱ七人全員いると賑やかですねぇ」
S「そうですねぇ」
H「七人?六人ではないのですか?」
A「あれ?六法全書はもういいの?」
H「疲れました。私には無理です」
S「ちゃんと七人いますよ。零一二三四五六七、ほら」
B「そうか、御前は新入りだから知らないんだね。そこにいるのもメンバーなんだよ」
H「え?」
A「あいつも昔は他の者と同じように話せたんだけどねぇ、数年前に私がちょっと悪戯しちゃったから他の人みたいには動けなくなっちゃったんだぁ」
H「え?というかこれは、活きてるんですか?端的に言うと、ハリボテ、というか…」
A「嫌ですねぇ、ちゃんと活きてるメンバーですよ」
S「Somewhere,someone is fighting for you.
If you remember her,she is always with you.
つまり、そういうことですよ」
H「はあ、わかりました」
C「満小、始め!!」

~つづく~

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