みずきの定則

───逃げることなど
     出来ない
   貴方は
    何処までも
       追って
  くるって
  泣きたいくらいに
わかるから───









B「例えばさ」
A「はい」
B「電車の乗り換えをするとするじゃん」
A「はい」
B「それで線路を挟んですぐ隣のホームに行きたいとするじゃん」
S「はい」
B「しかもそのホームには既に電車が停まっていて、それにのりたいとするじゃん」
A「はい」
S「はい」
B「でもそのホームに行くには階段を降りたり登ったりして行かなければならないとするじゃん」
A「はい」
S「はい」
C「さすがです」
B「するとさ、その乗りたい電車に乗れないじゃん。すぐそこのホームなのにさ」
A「はい」
S「はい」
C「さすがです」
A「はい」
S「はい」
B「するとさ、線路をまたいで直接向こうのホームに行きたいなーって」
A「はい」
S「はい」
C「さすがです」
S「はい」
A「はい」
S「はい」
C「さすがです」
A「はい」
S「はい」
A「はい」
S「はい」
C「さすがです」
B「思いません?」
S「はあ」
A「なるほど」
S「つまり、あなたは」
A「宙を、歩きたいと。」
S「そう言うのですね?」
A「もっと言うと、」
S「穴の上を歩きたい、と。」
A「そう言うのですね?」
B「はい?」
S「そんなあなたに、私はエアシューズの着用をお勧めしたい。エアシューズがあれば、穴の上でも、ほらこの通り!平然と歩くことが出来ます。」
A「でも、お高いんでしょ?」
S「そんなことは御座いません。本来なら3500ゼニーの所を、今ならなんとたったの2300ゼニーでのご提供!」
B「全く話について行けない。ゼニーって何?」
C「さすがです」
A「でも私個人的にはフロートシューズの方が良いと思うんだよね」
S「何を言っているんだい君は?フロートシューズじゃ穴の上を歩けないじゃないか」
A「ヒビを踏んでも穴が開かないから良いじゃん」
C「さすがです」
S「いやいや、そもそも線路の上を宙を浮いて歩く話だったんだから、それじゃ話題が脱線しているじゃないか。線路だけに」
R「今のは強烈なユーモア補正ね」
B「どっちにしろかなり前の段階で大分脱線していると思う」
A「いやいや、でもフロートシューズ履いてればマグマの上に乗っかっても平気だし、氷の上でも滑らないし、それに最近のフロートシューズは性能が進化してて毒沼の上に乗っかってても全く無問題だと聞きますよ」
S「あの、他の人がわからない話題を続けるの止めましょうよ…」
A「なっ!?此奴、自分でこの話を始めておきながら…」
C「さすがです」
S「いや、あの時貴方が『もっと言うと、』とか言ったのが事の始まりでは」
A「!?いやいや、それを言ったらそのちょっと前に貴方が『つまり、あなたは』とか言ったのが全ての元凶では」
S「いやいやいや、んなこと言ったらおめーその直後に貴方が『宙を、歩きたいと。』とか仰られなさったのが諸悪の根元かと」
R「どっちも悪い。それとあんたら喋りすぎ」
B「そうだね」
R「もっと私等にも喋らせなさい」
B「そうっすよ」
R「君達は万物に平等に与えられた発言権を侵害している!」
B「そうだそうだ!」
C「さすがです」
R「と、いうわけd」
H「今日はー!わざと道に迷ってたら遅れちゃいましたー」
A「はっはっはーいやー貴方も酔狂なことをやりますねー」
S「私もたまにやりますけどね。ちなみに今は『今日は』と言うには忍びない時間帯ですねぇ」
A「かく言う私もしょっちゅうやってるんですけどね。因みに今は『今日は』を発すると罰せられる時間帯ですねぇ」
H「ふぇっ!?そんな…」
R「いや、ちょっt」
A「『今晩は』ならこの時期の間は24時間の内のどの時間帯に言っても赦されそうな気がしますけどね」
S「はっはっは、巧いことを仰いますな」
H「?どういうことですか?」
A「謎とは独力で解き明かすものかも知れませんよ」
R「はつげんk」
S「はっはっはっはっはっはっはー」
A「はっはっはっはっはっはっはー」
S「はっはっははっはっはっはっははっははははっはっはー」
A「はははっははっははははっはっはっはははっはっはっはっぱ隊
H「はっぱ隊?」
R「あn」
C「さすがです」
C「さすがです」
C「さすがです」
R「」
S「んんwwwwwwwwwこれはwwwwwwwww笑いが止まりませんなwwwwwwwwwwwwwwwwww」
A「変なものでも食べましたかなwwwwwwwww食中毒とか有り得ないwwwwwwwww」
S「これはあれですぞwwwwwwwwwヤっ酸化窒素のせいですぞwwwwwwwww麻酔に役割がもてますなwwwwwwwww」
A「wwwwwwwwwそれを言うならヤっ酸化二窒素ですぞwwwwwwwwwもしくはヤ酸化窒素ですなwwwwwwwww」
S「wwwwwwwwwwwwwwwwww失敬wwwwwwwwwwwwwwwwww失敬wwwwwwwwwwwwwwwwww私としたことがwwwwwwwwwwwwwwwwww」
A「それはボう辞苑と同じ失敗ですぞwwwwwwwww思うにそなたは必然力が足りませんなwwwwwwwww」
C「さすがですなwwwwwwwwwwwwwwwwww」
R「s」
A「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
S「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
R「A「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
S「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
A「wwwwwwwRwwwwwwwwwwwwwwwwww」
S「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
A「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww「wwwww」
S「wwwwwwwwwwww」wwwwwwwwwwwww」
A「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
R(´・ω・`)
B(大丈夫ですか~?精神的に)
R(くっ…今までに無いSAN値の著しい低下を感じる…)
R(しかし…この程度のクライシスに屈する私ではない…!)
R(`・ω・´)
R(大丈夫、もう心配しないで)
B(!?なんだこれは!?今までに感じたことのない凄まじいオーラを感じる…!)
R「東北東斗色空拳奥義!」
R「「無 限 結 界(アンリミテッド・スティールネス・サプレッション・オブ・ディニング)!!」」
A「」
S「」
H「」
C「」
R「対象の発言を封じたわ」
B「うわぁ!俺達に出来ないことを平然とやってのけるッ!そこに痺れる!憧れるゥ!」
A「」
S「」
A「」
S「」
C「」
H「」
S「」
A「」
A「」
A「」
R「ふっ、いくら抵抗しようが全く以てナンセンス!」
A「」
A「」
A「」
A「」
A「」
A「」
A「」
A「」
A「」
C「」
S「」
S「」
S「」
S「」
S「」
S「」
S「」
S「」
S「」
R「こやつらめ…」
B「これではあまり意味がないのでは?」
R「いや、これなら奴らはベクレル値に影響を与えられないから、未処置の状態よりははるかに状況は改善されたと思う」
B「正しくは、デシベル値、ですね」
R「…そんな事より。」
B「はい。」
R「せっかく沢山発言できるんだから、なんかやりましょう」
A「」
A「」
B「あの、水を差すようで悪いんですけども」
R「何か?」
S「」
B「そろそろ年明けが低速で漸近してきたそうですよ」
S「」
S「」
A「」
R「えーじゃあ何をするにも年が変わってからじゃないといけないって事?」
A「」
B「そうですね」
S「」
B「あれですあれ、指示出ししないと」
R「えー私がやるの?」
B「我々以外は発言出来ないじゃないですか。私はまだ修行が足りないのであなたがお願いします」
R「えー本当にやんなきゃいけないの?」
B「定則ですから」
R「えー っと、
ではみんな、そろそろ2011年が終了し、2012年が始動します。各自、2011年のデータの退避の準備、2011年から2012年への変更に際する森羅万象の初期化と再構築の準備を開始して下さい。それが済んだら、待機姿勢に移行して下さい。
…で、いいのかな?」

 

 

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